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【京都市内ファミリー向けマンション「間取り」解説①】ワイドスパン

「マンション」で暮らす

中瀬 策羊

筆者 中瀬 策羊

不動産キャリア1年

不動産を「売る・買う」と決める前の段階から、お気軽にご相談ください。相続した家をどうするか、空き家を残すか売るか、住み替えをどう進めるかなど、まだ答えが決まっていないご相談も歓迎しています。京都市役所で33年間培った経験も活かし、お客様と一緒に選択肢を整理していきます。

 京都市内でファミリー向けマンションを検討されている方から「間取り」について聞かれることがあります。


  • 「今は住みやすそうだけど、将来はどうだろう」

  • 「子どもが成長したあとも使いやすい間取りなのか」

  • 「もし売ることになったら、ちゃんと評価されるのか」


 そこで今回から、「京都市内でファミリー向けマンションを選ぶときに知っておきたい間取りの考え方」をテーマに、シリーズ形式で整理していきます。


 第1回は、不動産広告や物件資料でよく目にする「ワイドスパン」という間取りについてです。


そもそもワイドスパンとは?


 ワイドスパンとは、簡単に言うと、「バルコニー側(多くは南側)の横幅が広い間取り」のことを指します。

 一般的なマンションでは、バルコニー側の間口は、おおよそ 5.5〜6.0m程度 です。

 一方、ワイドスパンと呼ばれる住戸では、7.5m〜8.0m前後と、横方向に余裕をもたせた設計になっています。


 この「横幅の違い」が、日々の暮らしや将来の評価に影響すると言われています。


京都市内でワイドスパンが注目されやすい理由


 京都市内のマンション事情を見ると、次のような特徴があります。

  •  ・建物が密集しているエリアが多い。

  •  ・隣地との距離が近いケースも多い。

  •  ・南側の条件が限られることがある。


 このため、「限られた条件の中で、どれだけ光と風を取り込めるか」が、住み心地を左右しやすくなります。

 ワイドスパンの間取りは、

  •  ・南側の開口部が広い

  •  ・窓の数が多くなりやすい

 という特徴があるため、京都市内のような市街地では特に評価されやすい傾向があります。


ワイドスパンがファミリー向けと言われる理由①


 明るさと開放感が出やすいワイドスパンの「間取り」では、「LDK」、「洋室」、がバルコニー側に並ぶ配置になることが多くなります。

 その結果、「日中の室内が明るい」、「圧迫感が出にくい」、「季節によっては風が抜けやすい」といった環境になりやすいと言われています。

 また、京都市内では、「周囲に建物が多い」、「日当たり条件が物件ごとに大きく違う」ため、「室内に入った瞬間の明るさ」は、部屋の印象を大きく左右します。


ワイドスパンがファミリー向けと言われる理由②


 ワイドスパンの住戸では、LDKが横長になるケースが多く見られます。

 横長LDKの特徴として、「ダイニングとリビングを分けやすい」、「家具の配置が想像しやすい」、「家族が同じ空間に集まりやすい」といった点が挙げられます。

 京都市内のマンションでは、専有面積に限りがあることも多いため、「同じ広さでも、どう使えるか」

が重要になります。

 横長LDKは、限られた面積の中でも生活動線を整えやすい間取りの一つです。


ワイドスパンがファミリー向けと言われる理由③


 使い方を限定しすぎないワイドスパンの間取りでは、「南側に複数の居室を配置できる」、「部屋の用途を柔軟に考えやすい」という特徴があります。

 例えば、

 「子どもが小さいうちは寝室として」、

 「子どもが大きくなったら子ども部屋として」、

 「子どもが巣立った後は、書斎や趣味の部屋として」と、

 「ライフステージの変化に合わせて使い方を変えやすい」という点は、ファミリー世帯にとって大きなメリットです。


京都市内で多いワイドスパン3LDKのイメージ


 文章だけでは分かりにくいため、一般的なワイドスパン3LDKのイメージを掲載します。


 南側にLDKと居室が並び、横方向に広がりを感じられる点が特徴です。

 ※実際の物件ごとに形状は異なりますが、「考え方の参考」として見ていただければと思います。


ファミリー向けで検討しやすい広さの目安


 京都市内において、ファミリー向けとして比較的安定した需要があるとされているのは、「専有面積:70〜85㎡前後」。

 この広さであれば、3人家族、4人家族、どちらにも対応しやすく、将来、売却や賃貸を考える場合でも、需要が多いと言えます。


間取りだけに注目しすぎないことも大切


 ワイドスパンは魅力的な要素ですが、それだけで物件の良し悪しが決まるわけではありません。

 京都市内のマンションでは特に、「管理状態」、「修繕積立金と長期修繕計画」、「立地や周辺環境」、「学区」といった点も、「間取り」と同じくらい重要です。

 「間取りは判断材料の一つ」として、総合的に検討することが大切だと考えます。


まとめ|ワイドスパンは知っておきたい基本知識


 ワイドスパンの「間取り」は、「明るさ」、「使いやすさ」、「柔軟性」、といった点で、京都市内のファミリー向けマンションでも検討されることの多い間取りの一つです。

 必ずしも「ワイドスパンでなければならない」ということではありませんが、「どういう考え方の間取りなのか」を知った上で物件を見ることで、マンション選びの視点は大きく広がります。

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