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        <title>右京あんしん売却ラボのブログ</title>
        <link>https://www.nakase-baikyaku.com/blog/</link>
        <description>右京あんしん売却ラボのブログ</description>
        <language>ja</language>
                
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            <title>創業ストーリー＜第8話・最終話＞ 人・家・地域をつなぐ。その先へ。</title>
            <link>https://www.nakase-baikyaku.com/blog/entry-835896/</link>
            <description><![CDATA[<h2 style="font-size:20px;line-height:1.3;border-left:5px solid #ccc;padding: 3px 10px;">人・家・地域をつなぐ。その先へ。</h2><h1><div></div><br></h1><p>33年間勤めた京都市役所を辞めて、不動産会社を始める。</p><p><br></p><p>57歳での決断でした。</p><p>安定した仕事を辞めて、経験のない世界へ飛び込む。</p><p><br></p><p>振り返ってみても、大きな決断だったと思います。</p><p>もちろん、不安はありました。</p><p>不動産会社をつくったからといって、お客様が来てくださる保証はありません。</p><p>大手のような知名度もない。</p><p>会社としての信用の蓄積もない。</p><p>資金力もない。</p><p><br></p><p>それでも私は、新しい一歩を踏み出しました。</p><p>この「人・家・地域をつなぐ物語」を第1話から書きながら、</p><p><strong>「自分は、なぜ不動産屋を始めたのだろう」</strong></p><p>と、改めて考えていました。</p><h3><br></h3><h2 style="font-size:20px;line-height:1.3;border-left:5px solid #ccc;padding: 3px 10px;">市役所を辞めても、やりたいことは変わっていなかった</h2><h3><div></div><br></h3><p>市役所では、33年間、さまざまな仕事を経験しました。</p><p><br></p><p>地域の方々と話をする。</p><p>困りごとを聞く。</p><p>制度を調べる。</p><p>現場へ行く。</p><p>関係する人や部署をつなぐ。</p><p>そして、一緒に解決方法を考える。</p><p><br></p><p>不動産会社を始めた今、毎日の仕事を振り返ってみると、不思議なくらい似ています。</p><p><br></p><p>売主様の話を聞く。</p><p>現地へ行く。</p><p>役所や法務局で調べる。</p><p>分からないことは専門家に確認する。</p><p>買主様へ物件のことを伝える。</p><p>そして、一つの家を次の人へつないでいく。</p><p><br></p><p>仕事は変わりました。</p><p>でも、</p><p><strong>やっていることの根っこは、あまり変わっていないのかもしれません。</strong></p><p><strong><br></strong></p><h2 style="font-size:20px;line-height:1.3;border-left:5px solid #ccc;padding: 3px 10px;">一軒の家には、一つの物語がある</h2><h3><div></div><br></h3><p>不動産会社を始めてから、いろいろな家を見るようになりました。</p><p><br></p><p>新しい家もあれば、築年数を重ねた家もあります。</p><p>長い間、誰も住んでいない空き家もあります。</p><p>蔵のある家。</p><p>薪ストーブのある家。</p><p>井戸のある家。</p><p>たくさんの荷物が残ったままの家。</p><p><br></p><p>どの家にも、それぞれ事情があります。</p><p><br></p><p>そして、その向こうには必ず「人」がいます。</p><p>そこで育った人。</p><p>そこで家族と暮らした人。</p><p>その家を相続した人。</p><p>手放すことを決めた人。</p><p>そして、これからそこで暮らそうとする人。</p><p><br></p><p>だから私は、</p><p><strong>不動産は、土地と建物だけを扱う</strong><strong>仕事ではない</strong></p><p>と思うようになりました。</p><p><br></p><p>家には、人の時間が詰まっています。</p><p>その時間を受け止めながら、次の人へ渡していく。</p><p>それも不動産会社の大切な仕事だと思っています。</p><h3><br></h3><p>第4話で、</p><p>「空き家に明かりが灯る、その瞬間のために。」</p><p>という話を書きました。</p><p>長く暗かった家に、新しい人が住む。</p><p>夜になると、窓から明かりが見える。</p><p>庭に洗濯物が干される。</p><p>近所の人と挨拶を交わす。</p><p>子どもの声が聞こえる。</p><p><br></p><p>たった一軒の家のことです。</p><p>でも、一軒の家に暮らしが戻ることは、地域にとって決して小さなことではありません。</p><p><br></p><p>一人の人が増える。</p><p>一つの家族が増える。</p><p>新しいつながりが生まれる。</p><p>それが積み重なれば、地域は少しずつ変わっていきます。</p><h3><br></h3><h2 style="font-size:20px;line-height:1.3;border-left:5px solid #ccc;padding: 3px 10px;">地域は、人がつくる</h2><h3><div></div><br></h3><p>33年間の市役所勤務、PTAや地域活動、そして能登半島地震の被災地への派遣。</p><p>いろいろな経験を通して、私が感じてきたことがあります。</p><p><br></p><p>それは、</p><p><strong>地域をつくるのは、最後は「人」だ</strong></p><p>ということです。</p><p><br></p><p>建物だけでは地域にはなりません。</p><p>道路や公園だけでもありません。</p><p><br></p><p>そこに暮らす人がいて、</p><p>挨拶をして、</p><p>時には面倒な地域の行事を一緒にして、</p><p>困ったときには声を掛け合う。</p><p><br></p><p>そんな関係が少しずつ積み重なって、地域になります。</p><p><br></p><p>第5話で書いた神輿も同じです。</p><p>一人では担げません。</p><p>誰かが肩を入れ、誰かが支え、みんなで歩調を合わせるから前へ進みます。</p><p>地域も、会社も、きっと同じです。</p><h3><br></h3><h2 style="font-size:20px;line-height:1.3;border-left:5px solid #ccc;padding: 3px 10px;">「人・家・地域をつなぐ。」</h2><h3><div></div><br></h3><p>会社をつくるとき、なかせ不動産が何をする会社なのかを考えました。</p><p><br></p><p>家を売る会社。</p><p>家を買う会社。</p><p><br></p><p>もちろん、それも間違いではありません。</p><p><br></p><p>でも、それだけでは、私がやりたい仕事を表せませんでした。</p><p><br></p><p>そして行き着いたのが、</p><p><strong>「人・家・地域をつなぐ。」</strong></p><p>という言葉です。</p><p><br></p><p>売りたい人と、買いたい人をつなぐ。</p><p>人と家をつなぐ。</p><p>新しく住む人と、地域をつなぐ。</p><p>空き家と、新しい使い方をつなぐ。</p><p><br></p><p>そして、今あるものを次の世代へつないでいく。</p><p>そんな不動産会社になりたいと思っています。</p><h3><br></h3><h2 style="font-size:20px;line-height:1.3;border-left:5px solid #ccc;padding: 3px 10px;">まだ、始まったばかりです</h2><h3><div></div><br></h3><p>なかせ不動産は、まだ始まったばかりの会社です。</p><p>うまくいかないこともあります。</p><p>ホームページをつくり、SNSで発信し、一生懸命情報を届けても、問い合わせがないこともあります。</p><p>「本当に相談してもらえる会社になれるのだろうか」</p><p>と思うこともあります。</p><p><br></p><p>でも、信用には近道はないと思っています。</p><p>一軒の家を丁寧に調べる。</p><p>一人のお客様の話をしっかり聞く。</p><p>分からないことをごまかさない。</p><p>約束したことをする。</p><p>地域の中で顔を見せる。</p><p><br></p><p>その積み重ねしかありません。</p><p>だから、焦らず続けます。</p><h3><br></h3><h2 style="font-size:20px;line-height:1.3;border-left:5px solid #ccc;padding: 3px 10px;">「一回、なかせさんに聞いてみようか」</h2><h3><div></div><br></h3><p>私が目指しているのは、地域で一番大きな不動産会社ではありません。</p><p>売上が一番の会社でもありません。</p><p><br></p><p>目指しているのは、</p><p><strong>地域で、本当に相談してもらえる不動産会社です。</strong></p><p>家を売ることが決まってからではなくてもいい。</p><p><br></p><p>「親の家、これからどうしたらいいんやろ」</p><p>「空き家になりそうなんやけど」</p><p>「相続したけど、何からしたらいいか分からへん」</p><p>「売るかどうかも、まだ決めてない」</p><p><br></p><p>そんなときに、</p><p><strong>「一回、なかせさんに聞いてみようか」</strong></p><p>と思い出していただける。</p><p><br></p><p>そして、話を聞いた結果、</p><p>「今は売らなくてもいいですよ」</p><p>という答えになることがあってもいい。</p><p>それでも相談してよかったと思っていただける。</p><p>そんな不動産会社になりたいと思っています。</p><h3><br></h3><h2 style="font-size:20px;line-height:1.3;border-left:5px solid #ccc;padding: 3px 10px;">57歳からの、新しい仕事</h2><h3><div></div><br></h3><p>33年間勤めた市役所を辞めたことが正解だったのか。</p><p>その答えは、まだ分かりません。</p><p>会社は始まったばかりです。</p><p><br></p><p>これから失敗することもあるでしょう。</p><p>迷うこともあると思います。</p><p>でも、一つだけ確かなことがあります。</p><p><br></p><p>私は今、</p><p><strong>自分がこれまで経験してきたことを、自分の責任で地域のために使える仕事</strong></p><p>をしています。</p><p><br></p><p>33年間で身につけたこと。</p><p>地域のみなさんから教えてもらったこと。</p><p>人とのつながり。</p><p>そのすべてを持って、新しい仕事を始めました。</p><p>だから、57歳からでも遅くなかったと思えるように。</p><p>これからの仕事で証明していきたいと思います。</p><p><br></p><p>人と人をつなぐ。</p><p>人と家をつなぐ。</p><p>家と地域をつなぐ。</p><p>そして、今を未来へつなぐ。</p><p><strong>人・家・地域をつなぐ。</strong></p><p><strong><br></strong></p><p>株式会社なかせ不動産は、ここからです。</p><p>この物語も、これで終わりではありません。</p><p>これから出会う人、これから出会う家、そして地域の中で生まれる出来事が、</p><p><strong>この物語の続きをつくっていくのだと思います。</strong></p><p><strong><br></strong></p><p>最後までお読みいただき、ありがとうございました。</p>]]></description>
            <pubDate>2026-06-26</pubDate>
        </item>
                
        <item>
            <title>創業ストーリー＜第７話＞ 小さな不動産会社だから、できること。</title>
            <link>https://www.nakase-baikyaku.com/blog/entry-835890/</link>
            <description><![CDATA[<div><h2 style="font-size:20px;line-height:1.3;border-left:5px solid #ccc;padding: 3px 10px;">小さいからこそ、一人のお客様、一軒の家、一つの地域に、深く向き合える。</h2></div><br><p class="isSelectedEnd">なかせ不動産は、小さな不動産会社です。</p><p class="isSelectedEnd">大手の不動産会社のような知名度はありません。</p><p class="isSelectedEnd">長年営業してきた会社のような信用の蓄積もありません。</p><p class="isSelectedEnd">そして、もちろん大きな資金力もありません。</p><p class="isSelectedEnd"><br></p><p class="isSelectedEnd">これは、創業したばかりの会社としての現実です。</p><p class="isSelectedEnd">では、そんな小さな不動産会社に、何ができるのか。</p><p class="isSelectedEnd">会社を始めてから、ずっと考えてきました。</p><p class="isSelectedEnd"><br></p><p class="isSelectedEnd">そして今、少しずつ答えが見えてきたように思います。</p><p class="isSelectedEnd"><strong>小さいからこそ、一人のお客様、一軒の家、一つの地域に、深く向き合える。</strong></p><p class="isSelectedEnd">それが、なかせ不動産の強みになればいいと思っています。</p><p class="isSelectedEnd"><br></p><div><h2 style="font-size:20px;line-height:1.3;border-left:5px solid #ccc;padding: 3px 10px;">「売れるかどうか」だけで家を見ない</h2></div><p class="isSelectedEnd"><br></p><p class="isSelectedEnd">不動産会社ですから、家を売ることは大切な仕事です。</p><p class="isSelectedEnd">でも、すべての不動産が簡単に売れるわけではありません。</p><p class="isSelectedEnd"><br></p><p class="isSelectedEnd">古い家。</p><p class="isSelectedEnd">空き家。</p><p class="isSelectedEnd">山間部の家。</p><p class="isSelectedEnd">残置物がたくさんある家。</p><p class="isSelectedEnd">境界がはっきりしていない土地。</p><p class="isSelectedEnd">未登記の建物がある物件。</p><p class="isSelectedEnd"><br></p><p class="isSelectedEnd">一つひとつ事情が違います。</p><p class="isSelectedEnd">効率だけを考えれば、時間のかかる物件なのかもしれません。</p><p class="isSelectedEnd"><br></p><p class="isSelectedEnd">それでも、その家を所有している人にとっては、</p><p class="isSelectedEnd"><strong>「たくさんある物件の中の一つ」ではありません。</strong></p><p class="isSelectedEnd"><strong><br></strong></p><p class="isSelectedEnd">親から相続した家かもしれない。</p><p class="isSelectedEnd">子どもの頃から暮らした家かもしれない。</p><p class="isSelectedEnd">家族との思い出が詰まった家かもしれない。</p><p class="isSelectedEnd">だから私は、まずその家のことを知りたいと思っています。</p><p class="isSelectedEnd"><br></p><div><h2 style="font-size:20px;line-height:1.3;border-left:5px solid #ccc;padding: 3px 10px;">現地へ行く</h2></div><p class="isSelectedEnd"><br></p><p class="isSelectedEnd">家を見る。</p><p class="isSelectedEnd">土地を見る。</p><p class="isSelectedEnd">前の道路を歩く。</p><p class="isSelectedEnd">周辺を見る。</p><p class="isSelectedEnd">役所へ行って調べる。</p><p class="isSelectedEnd">近くのお店や駅、学校なども確認する。</p><p class="isSelectedEnd">写真や地図だけでは分からないことが、現地へ行けばたくさんあります。</p><p class="isSelectedEnd"><br></p><p class="isSelectedEnd">「ここから見る景色はいいな」</p><p class="isSelectedEnd">「この庭は何かに使えそうだ」</p><p class="isSelectedEnd">「この蔵は残した方が面白いかもしれない」</p><p class="isSelectedEnd">「この地域なら、こんな暮らし方を提案できるかもしれない」</p><p class="isSelectedEnd"><br></p><p class="isSelectedEnd">そんなことを考えながら歩きます。</p><p class="isSelectedEnd">不動産は、土地と建物の数字だけではありません。</p><p class="isSelectedEnd"><strong><br></strong></p><p class="isSelectedEnd"><strong>そこに、どんな暮らしができるのか。</strong></p><p class="isSelectedEnd">そこまで考えて、初めてその家の魅力が見えてくることがあります。</p><p class="isSelectedEnd"><br></p><h2 style="font-size:20px;line-height:1.3;border-left:5px solid #ccc;padding: 3px 10px;">売主様と一緒に、整えていく</h2><h3><div></div><br></h3><p class="isSelectedEnd">古い家を売る場合、すぐにインターネットへ掲載できるとは限りません。</p><p class="isSelectedEnd"><br></p><p class="isSelectedEnd">残置物をどうするのか。</p><p class="isSelectedEnd">境界はどうなっているのか。</p><p class="isSelectedEnd">隣地からの越境、こちらからの越境はないか。</p><p class="isSelectedEnd">未登記の建物はないか。</p><p class="isSelectedEnd">建物の状態はどうか。</p><p class="isSelectedEnd"><br></p><p class="isSelectedEnd">一つずつ確認していかなければならないことがあります。</p><p class="isSelectedEnd">私は、それを「売るための面倒な作業」とは考えていません。</p><p class="isSelectedEnd">次の人へ安心して引き継ぐための準備だと思っています。</p><p class="isSelectedEnd"><br></p><p class="isSelectedEnd">売主様と相談しながら、</p><p class="isSelectedEnd"><strong>一緒に家を整え、次の人へ渡していく。</strong></p><p class="isSelectedEnd"><br></p><p class="isSelectedEnd">そこまでが、不動産会社の仕事だと思っています。</p><p class="isSelectedEnd"><br></p><h2 style="font-size:20px;line-height:1.3;border-left:5px solid #ccc;padding: 3px 10px;">「こんな使い方もできるかもしれない」</h2><h3><div></div><br></h3><p class="isSelectedEnd">古い家だから価値がない。</p><p class="isSelectedEnd">田舎だから売れない。</p><p class="isSelectedEnd"><br></p><p class="isSelectedEnd">私は、できるだけ最初からそう決めつけないようにしています。</p><p class="isSelectedEnd">広い庭があれば、家庭菜園を楽しみたい人がいるかもしれない。</p><p class="isSelectedEnd">蔵があれば、店舗のディスプレイや趣味の場所として使えるかもしれない。</p><p class="isSelectedEnd">薪ストーブがあれば、それを魅力に感じる人もいる。</p><p class="isSelectedEnd">井戸のある家なら、その家ならではの歴史や暮らし方を伝えられるかもしれません。</p><p class="isSelectedEnd"><br></p><p class="isSelectedEnd">売主様には当たり前になっているものが、別の人には大きな魅力になることがあります。</p><p class="isSelectedEnd">だから、</p><p class="isSelectedEnd"><strong>「この家を欲しい人は誰だろう」</strong></p><p class="isSelectedEnd">と考えます。</p><p class="isSelectedEnd">ただ物件情報を掲載して待つのではなく、その家の魅力を見つけ、それが伝わる人へ届ける。</p><p class="isSelectedEnd">小さな会社だからこそ、そんな売り方をしていきたいと思っています。</p><p class="isSelectedEnd"><br></p><div><h2 style="font-size:20px;line-height:1.3;border-left:5px solid #ccc;padding: 3px 10px;">大手と同じことをしても、大手にはなれない</h2></div><p class="isSelectedEnd"><br></p><p class="isSelectedEnd">私は、大手の不動産会社と競争して勝とうとは思っていません。</p><p class="isSelectedEnd"><br></p><p class="isSelectedEnd">店舗数。</p><p class="isSelectedEnd">社員数。</p><p class="isSelectedEnd">広告費。</p><p class="isSelectedEnd">知名度。</p><p class="isSelectedEnd"><br></p><p class="isSelectedEnd">どれを比べても勝てません。</p><p class="isSelectedEnd">ならば、同じことをする必要もないと思っています。</p><p class="isSelectedEnd">なかせ不動産には、なかせ不動産のやり方がある。</p><p class="isSelectedEnd"><br></p><p class="isSelectedEnd">一人のお客様の話を聞く。</p><p class="isSelectedEnd">一軒の家を自分の目で見る。</p><p class="isSelectedEnd">分からないことは調べる。</p><p class="isSelectedEnd">役所にも足を運ぶ。</p><p class="isSelectedEnd">その地域を歩く。</p><p class="isSelectedEnd"><br></p><p class="isSelectedEnd">そして、</p><p class="isSelectedEnd"><strong>「どうすれば、この家を次の人へつなげられるだろう」</strong></p><p class="isSelectedEnd">と考える。</p><p class="isSelectedEnd"><br></p><p class="isSelectedEnd">効率が悪いと言われるかもしれません。</p><p class="isSelectedEnd">でも、今はそれでいいと思っています。</p><p class="isSelectedEnd"><br></p><div><h2 style="font-size:20px;line-height:1.3;border-left:5px solid #ccc;padding: 3px 10px;">信用は、これからつくるもの</h2></div><p class="isSelectedEnd"><br></p><p class="isSelectedEnd">創業したばかりの会社には、長年積み重ねた会社としての信用はありません。</p><p class="isSelectedEnd">これは、どうすることもできません。</p><p class="isSelectedEnd">10年営業した会社の信用を、1年で手に入れることはできないからです。</p><p class="isSelectedEnd"><br></p><p class="isSelectedEnd">だったら、</p><p class="isSelectedEnd"><strong>今日の仕事で、明日の信用をつくる。</strong></p><p class="isSelectedEnd">一つ調べる。</p><p class="isSelectedEnd">一つ確認する。</p><p class="isSelectedEnd">一つ約束を守る。</p><p class="isSelectedEnd">一人のお客様にきちんと向き合う。</p><p class="isSelectedEnd">その積み重ねしかないと思っています。</p><p class="isSelectedEnd"><br></p><p class="isSelectedEnd">33年間の京都市職員としての経歴があっても、それだけで「なかせ不動産」という会社を信用していただけるわけではありません。</p><p class="isSelectedEnd">会社としての信用は、これから自分たちでつくっていかなければなりません。</p><p class="isSelectedEnd"><br></p><h2 style="font-size:20px;line-height:1.3;border-left:5px solid #ccc;padding: 3px 10px;">地域で、本当に相談してもらえる不動産会社へ</h2><h3><div></div><br></h3><p class="isSelectedEnd">私には、目標があります。</p><p class="isSelectedEnd">それは、</p><p class="isSelectedEnd"><strong>「地域で、本当に相談してもらえる不動産会社になる」</strong></p><p class="isSelectedEnd">ことです。</p><p class="isSelectedEnd"><br></p><p class="isSelectedEnd">「売ると決めたから不動産屋へ行く」</p><p class="isSelectedEnd">だけではなく、</p><p class="isSelectedEnd">「この家、これからどうしたらいいんやろ」</p><p class="isSelectedEnd">「親の家が空き家になりそうなんやけど」</p><p class="isSelectedEnd">「相続したけれど、何から始めたらいいのか分からない」</p><p class="isSelectedEnd"><br></p><p class="isSelectedEnd">そんな段階で、</p><p class="isSelectedEnd"><strong>「一回、なかせさんに聞いてみようか」</strong></p><p class="isSelectedEnd">と思い出してもらえる会社になりたい。</p><p class="isSelectedEnd"><br></p><p class="isSelectedEnd">そして相談した結果、</p><p class="isSelectedEnd">「今は売らなくてもいいですよ」</p><p class="isSelectedEnd">という答えになることがあってもいいと思っています。</p><p class="isSelectedEnd"><br></p><p class="isSelectedEnd">不動産を売ることが目的なのではなく、</p><p class="isSelectedEnd"><strong>その人にとって、より良い答えを一緒に探す。</strong></p><p class="isSelectedEnd">そんな会社でありたいと思います。</p><p class="isSelectedEnd"><br></p><p class="isSelectedEnd">大きな会社ではありません。</p><p class="isSelectedEnd">知名度も、信用の蓄積も、資金力も、まだありません。</p><p class="isSelectedEnd">だからこそ、一人ひとりに向き合う。</p><p class="isSelectedEnd">一軒一軒に向き合う。</p><p class="isSelectedEnd">そして、一つひとつの地域に向き合う。</p><p class="isSelectedEnd"><br></p><p class="isSelectedEnd">小さな会社だから、できること。</p><p class="isSelectedEnd">それを積み重ねながら、</p><p class="isSelectedEnd"><strong>人・家・地域をつないでいく。</strong></p><p class="isSelectedEnd">それが、なかせ不動産の目指す姿です。</p><div contenteditable="false"><hr></div><h3></h3>]]></description>
            <pubDate>2026-06-25</pubDate>
        </item>
                
        <item>
            <title>創業ストーリー＜第５話＞ 神輿は、地域の未来を担いでいる。</title>
            <link>https://www.nakase-baikyaku.com/blog/entry-835871/</link>
            <description><![CDATA[<div><h2 style="font-size:20px;line-height:1.3;border-left:5px solid #ccc;padding: 3px 10px;">祭りの日。</h2></div><p class="isSelectedEnd"><br></p><p class="isSelectedEnd">大勢の人が集まり、声を掛け合いながら神輿を担ぐ。</p><p class="isSelectedEnd">子どもたちがその後を追い、沿道では地域の人たちが笑顔で見守っています。</p><p class="isSelectedEnd">神輿は、一人では担げません。</p><p class="isSelectedEnd">何人もの人が肩を入れ、歩調を合わせて、初めて前へ進みます。</p><p class="isSelectedEnd">私は、この光景を見るたびに思います。</p><p class="isSelectedEnd"><strong>神輿が担いでいるのは、神様だけではない。<br>地域の未来も、一緒に担いでいるのではないか。</strong></p><p class="isSelectedEnd"><br></p><div><h2 style="font-size:20px;line-height:1.3;border-left:5px solid #ccc;padding: 3px 10px;">地域の行事は「面倒」かもしれない</h2></div><p class="isSelectedEnd"><br></p><p class="isSelectedEnd">私は、木嶋神社の奉賛会をはじめ、長く地域の活動に関わってきました。</p><p class="isSelectedEnd">自治会、PTA、地蔵盆、地域のお祭り。</p><p class="isSelectedEnd">こうした活動には、準備が必要です。会議もあります。</p><p class="isSelectedEnd">仕事や家庭がある中で時間をつくらなければならず、</p><p class="isSelectedEnd">「面倒だな」</p><p class="isSelectedEnd">と思うことがあっても不思議ではありません。</p><p class="isSelectedEnd"><br></p><p class="isSelectedEnd">私自身、そう感じることがあります。</p><p class="isSelectedEnd">でも、その「面倒なこと」を地域のみんなで一緒にやることに、大きな意味があると思っています。</p><p class="isSelectedEnd"><br></p><p class="isSelectedEnd">一緒に机を運ぶ。</p><p class="isSelectedEnd">テントを張る。</p><p class="isSelectedEnd">子どもたちのために準備する。</p><p class="isSelectedEnd">終わったら、みんなで片付ける。</p><p class="isSelectedEnd"><br></p><p class="isSelectedEnd">そんな何気ない時間の中で、</p><p class="isSelectedEnd">「あそこの家の○○さん」</p><p class="isSelectedEnd">だった人が、</p><p class="isSelectedEnd"><strong>「○○さん」</strong></p><p class="isSelectedEnd">になります。</p><p class="isSelectedEnd"><br></p><p class="isSelectedEnd">顔と名前が一致する。</p><p class="isSelectedEnd">会えば挨拶をする。</p><p class="isSelectedEnd">少し立ち話をする。</p><p class="isSelectedEnd">困ったときには声を掛けられる。</p><p class="isSelectedEnd">地域のつながりは、そんな小さな積み重ねから生まれるのだと思います。</p><p class="isSelectedEnd"><br></p><div><h2 style="font-size:20px;line-height:1.3;border-left:5px solid #ccc;padding: 3px 10px;">能登で感じた「地域の力」</h2></div><p class="isSelectedEnd"><br></p><p class="isSelectedEnd">2024年3月、私は能登半島地震の被災地へ派遣されました。</p><p class="isSelectedEnd">京都市職員として、3月6日から11日まで七尾市で支援業務に携わりました。</p><p class="isSelectedEnd">被災地で改めて感じたのは、災害が起きたとき、行政だけですべてを支えることはできないという現実です。</p><p class="isSelectedEnd"><br></p><p class="isSelectedEnd">道路が寸断される。</p><p class="isSelectedEnd">水が出ない。</p><p class="isSelectedEnd">電気が使えない。</p><p class="isSelectedEnd">行政職員自身も被災している。</p><p class="isSelectedEnd"><br></p><p class="isSelectedEnd">そんな状況の中で、大きな力になるのが、普段からの地域のつながりです。</p><p class="isSelectedEnd">「あのお宅には高齢の方がいる」</p><p class="isSelectedEnd">「あの人は一人暮らしだ」</p><p class="isSelectedEnd">「あそこには井戸がある」</p><p class="isSelectedEnd"><br></p><p class="isSelectedEnd">そうしたことを知っているのは、多くの場合、近所の人たちです。</p><p class="isSelectedEnd">日頃から顔を合わせているからこそ、</p><p class="isSelectedEnd">「大丈夫ですか」</p><p class="isSelectedEnd">と声を掛けることができます。</p><p class="isSelectedEnd"><br></p><p class="isSelectedEnd">祭りや地蔵盆、自治会活動は、平常時には単なる「地域行事」に見えるかもしれません。</p><p class="isSelectedEnd">でも私は、能登での経験から、</p><p class="isSelectedEnd"><strong>普段のつながりそのものが、地域の防災力になる</strong></p><p class="isSelectedEnd">と強く感じるようになりました。</p><p class="isSelectedEnd"><br></p><div><h2 style="font-size:20px;line-height:1.3;border-left:5px solid #ccc;padding: 3px 10px;">不動産も、地域の一部です</h2></div><p class="isSelectedEnd"><br></p><p class="isSelectedEnd">では、これは不動産の仕事と何の関係があるのでしょうか。</p><p class="isSelectedEnd">私は、大いに関係があると思っています。</p><p class="isSelectedEnd">家を売るということは、その地域から一つの家族を送り出すことでもあります。</p><p class="isSelectedEnd">そして家を買っていただくということは、その地域に新しい人を迎えることでもあります。</p><p class="isSelectedEnd">不動産会社が扱っているのは、土地と建物だけではありません。</p><p class="isSelectedEnd"><br></p><p class="isSelectedEnd">その向こうには必ず、<strong>「暮らし」</strong>があります。</p><p class="isSelectedEnd"><br></p><p class="isSelectedEnd">新しく引っ越してきた人が、近所の人と挨拶をする。</p><p class="isSelectedEnd">子どもが地域のお祭りに参加する。</p><p class="isSelectedEnd">いつの間にか顔見知りが増えていく。</p><p class="isSelectedEnd">そして、いつかその人が地域を支える側になるかもしれない。</p><p class="isSelectedEnd">一軒の不動産取引から、新しい地域のつながりが始まることもあるのです。</p><p class="isSelectedEnd"><br></p><div><h2 style="font-size:20px;line-height:1.3;border-left:5px solid #ccc;padding: 3px 10px;">神輿は、一人では担げない</h2></div><p class="isSelectedEnd"><br></p><p class="isSelectedEnd">会社を始めてからも、この言葉をよく思い出します。</p><p class="isSelectedEnd"><strong>「近くへ行くなら一人で、遠くへ行くなら仲間と。」</strong></p><p class="isSelectedEnd"><strong><br></strong></p><p class="isSelectedEnd">会社も地域も同じだと思います。</p><p class="isSelectedEnd"><br></p><p class="isSelectedEnd">一人でできることには限界があります。</p><p class="isSelectedEnd">誰かが少しずつ肩を入れる。</p><p class="isSelectedEnd">誰かが疲れたら、別の人が支える。</p><p class="isSelectedEnd">世代が変われば、次の人へ渡していく。</p><p class="isSelectedEnd">そうやって神輿は前へ進みます。</p><p class="isSelectedEnd">地域も、同じなのではないでしょうか。</p><p class="isSelectedEnd"><br></p><p class="isSelectedEnd">私は33年間、京都市役所で仕事をしてきました。</p><p class="isSelectedEnd">そして今、不動産会社という全く違う立場から、もう一度地域に関わっています。</p><p class="isSelectedEnd">立場は変わりました。</p><p class="isSelectedEnd">でも、</p><p class="isSelectedEnd"><strong>「人と人をつなぐことが、地域をつくる」</strong></p><p class="isSelectedEnd">という思いは変わっていません。</p><p class="isSelectedEnd"><br></p><p class="isSelectedEnd">家を売る。</p><p class="isSelectedEnd">家を買う。</p><p class="isSelectedEnd">空き家を次の人へつなぐ。</p><p class="isSelectedEnd">その一つひとつの仕事を通して、人と家と地域をつないでいく。</p><p class="isSelectedEnd"><br></p><p class="isSelectedEnd">それが、なかせ不動産の目指す仕事です。</p><p class="isSelectedEnd">神輿を担ぐように、</p><p class="isSelectedEnd">一人ではなく、地域のみなさんと一緒に。</p><p class="isSelectedEnd">少しずつでも、地域の未来を前へ運んでいきたいと思っています。</p><div contenteditable="false"><hr></div><h3></h3>]]></description>
            <pubDate>2026-06-23</pubDate>
        </item>
                
        <item>
            <title>創業ストーリー＜第4話＞ 空き家に明かりが灯る、その瞬間のために。</title>
            <link>https://www.nakase-baikyaku.com/blog/entry-816297/</link>
            <description><![CDATA[<blockquote data-start="1471" data-end="1603"><h1>不動産の仕事を始めてから、改めて感じるようになったことがあります。</h1><p>それは、<strong>家は、単なる「建物」ではない</strong>ということです。</p><p><br></p><p>長い間、誰も住まなくなった家。</p><p>庭には草が伸び、雨戸は閉まったまま。</p><p>夜になっても、その家だけには明かりが灯らない。</p><p>そんな家も、かつては誰かの暮らしの場所でした。</p><p>家族で食卓を囲んだり、子どもが走り回ったり、近所の人が訪ねてきたり。</p><p>そこには、何十年という時間と、たくさんの思い出が刻まれています。</p><br><h2 style="font-size:20px;line-height:1.3;border-left:5px solid #ccc;padding: 3px 10px;">空き家は「負動産」なのか</h2><h3><div></div><br></h3><p>空き家という言葉には、どうしてもマイナスのイメージがあります。</p><p>「古いから売れない」</p><p>「田舎だから買う人はいない」</p><p>「管理するだけでお金がかかる」</p><p>そんな話を聞くことも少なくありません。</p><p><br></p><p>確かに、簡単に売れる物件ばかりではありません。</p><p>でも私は、<strong>空き家を最初から「負動産」と決めつけたくない</strong>と思っています。</p><p>住む人が変われば、新しい暮らしの場所になるかもしれない。</p><p>週末を過ごす場所になるかもしれない。</p><p>お店や仕事場として生まれ変わるかもしれない。</p><p>地域と新しい人をつなぐ場所になる可能性だってあります。</p><p>不動産会社の仕事は、その可能性を一緒に探すことでもあると思うのです。</p><h3><br></h3><h2 style="font-size:20px;line-height:1.3;border-left:5px solid #ccc;padding: 3px 10px;">家に、もう一度明かりが灯る</h2><h3><div></div><br></h3><p>長く空いていた家に新しい家族が住み始める。</p><p>夕方になると窓から明かりが見える。</p><p>家の中から子どもの声が聞こえてくる。</p><p>庭に洗濯物が干される。</p><p>近所の人と「こんにちは」と挨拶を交わす。</p><p><br></p><p>一軒の家に暮らしが戻るだけで、周りの景色まで少し変わります。</p><p>私は、そんな光景を見ると、</p><p><strong>「不動産の仕事は、家を売るだけの仕事ではないんだ」</strong></p><p>と思います。</p><p><br></p><p>一つの家を次の人へ引き継ぐことは、その家の時間を未来へつなぐことでもあります。</p><p>そして、新しい人が地域に入ることで、地域にも新しいつながりが生まれます。</p><h3><br></h3><h2 style="font-size:20px;line-height:1.3;border-left:5px solid #ccc;padding: 3px 10px;">「人・家・地域」をつなぐ仕事</h2><h3><div></div><br></h3><p>京都市役所で33年間働き、地域の方々と一緒に仕事をしてきました。</p><p>そこで何度も感じたのは、地域をつくっているのは、建物や制度だけではなく、そこに暮らす「人」だということでした。</p><p>不動産の仕事を始めた今も、その考えは変わっていません。</p><p>家を売る人。</p><p>家を買う人。</p><p>その家の近くで暮らしている人。</p><p>それぞれを切り離して考えるのではなく、</p><p><strong>人と家と地域をつないでいく。</strong></p><p>それが、私がやりたい不動産の仕事です。</p><p>大手の不動産会社のような知名度も、信用の蓄積も、資金力もありません。</p><p>だからこそ、一つひとつの家を見て、一人ひとりの話を聞き、その地域を自分の足で歩く。</p><p>そんな仕事を積み重ねていきたいと思っています。</p><p><br></p><div><h2 style="font-size:20px;line-height:1.3;border-left:5px solid #ccc;padding: 3px 10px;">空き家だった家に、もう一度明かりが灯る。</h2></div><p><br></p><p>その明かりが一つ、また一つと増えていけば、地域の未来も少しずつ明るくなる。</p><p>そんな仕事ができる不動産会社でありたい。</p><p>それが、<strong>なかせ不動産</strong>です。</p><h3><br></h3></blockquote>]]></description>
            <pubDate>2026-06-22</pubDate>
        </item>
                
        <item>
            <title>創業ストーリー＜第3話＞ 地域を良くするのは、人と人とのつながり。</title>
            <link>https://www.nakase-baikyaku.com/blog/entry-813960/</link>
            <description><![CDATA[<div class="qMYqUG_convSearchResultHighlightRoot" style="color: rgb(0, 0, 0); font-size: medium;"><div class="" data-turn-id-container="20d96d0b-d0a8-4acb-bc2e-0c40384a9d9b" data-is-intersecting="true"><section class="text-token-text-primary w-full focus:outline-none has-data-writing-block:pointer-events-none [&:has([data-writing-block])>*]:pointer-events-auto R6Vx5W_threadScrollVars scroll-mb-[calc(var(--scroll-root-safe-area-inset-bottom,0px)+var(--thread-response-height))] scroll-mt-[calc(var(--header-height)+min(200px,max(70px,20svh)))]" dir="auto" data-turn-id="20d96d0b-d0a8-4acb-bc2e-0c40384a9d9b" data-turn-id-container="20d96d0b-d0a8-4acb-bc2e-0c40384a9d9b" data-testid="conversation-turn-70" data-turn="assistant"><div class="text-base my-auto mx-auto [--thread-content-margin:var(--thread-content-margin-xs,calc(var(--spacing)*4))] @w-sm/main:[--thread-content-margin:var(--thread-content-margin-sm,calc(var(--spacing)*6))] @w-lg/main:[--thread-content-margin:var(--thread-content-margin-lg,calc(var(--spacing)*16))] px-(--thread-content-margin)"><div data-conversation-screenshot-content="" class="[--thread-content-max-width:40rem] @w-lg/main:[--thread-content-max-width:48rem] mx-auto max-w-(--thread-content-max-width) flex-1 group/turn-messages focus-visible:outline-hidden relative flex w-full min-w-0 flex-col agent-turn"><div class="flex max-w-full flex-col gap-4 grow"><div data-message-author-role="assistant" data-message-id="20d96d0b-d0a8-4acb-bc2e-0c40384a9d9b" dir="auto" data-message-model-slug="gpt-5-5" class="min-h-8 text-message relative flex w-full flex-col items-end gap-2 text-start break-words whitespace-normal outline-none keyboard-focused:focus-ring [.text-message+&]:mt-1"><div class="flex w-full flex-col gap-1 empty:hidden"><div class="markdown prose dark:prose-invert wrap-break-word w-full dark markdown-new-styling"><h1 data-section-id="1phgpqo" data-start="164" data-end="182" class="PDq2pG_selectionAnchorContainer">私は33年間、京都市役所で働いてきました。</h1><p data-start="236" data-end="268">地域と行政をつなぐ仕事に携わる中で、一つ確信したことがあります。</p><p data-start="270" data-end="274"><br></p><p data-start="270" data-end="274">それは、</p><p data-start="276" data-end="300"><strong data-start="276" data-end="300">地域を支えているのは、行政がつくった制度ではなく、人だ。</strong></p><p data-start="302" data-end="310">ということです。</p><p data-start="302" data-end="310"><br></p><p data-start="312" data-end="325">もちろん、制度は大切です。</p><p data-start="327" data-end="362">でも、その制度を動かしているのは、地域で活動する一人ひとりの存在です。</p><p data-start="327" data-end="362"><br></p><p data-start="369" data-end="397">市役所時代、私は地域で活動される多くの方と出会いました。</p><p data-start="399" data-end="404">町内会長。</p><p data-start="406" data-end="415">自治連合会の役員。</p><p data-start="417" data-end="422">民生委員。</p><p data-start="424" data-end="428">消防団。</p><p data-start="430" data-end="434">PTA。</p><p data-start="436" data-end="447">そして、市政協力委員。</p><p data-start="436" data-end="447"><br></p><p data-start="449" data-end="486">皆さん、それぞれ仕事や家庭がある中で、地域のために時間を使っておられます。</p><p data-start="488" data-end="505">私は、その姿を何度も見てきました。</p><p data-start="512" data-end="528"><br></p><p data-start="512" data-end="528">地域には課題がたくさんあります。</p><p data-start="512" data-end="528"><br></p><p data-start="530" data-end="536">少子高齢化。</p><p data-start="538" data-end="544">役員の担い手不足。</p><p data-start="546" data-end="553">空き家の増加。</p><p data-start="555" data-end="562"><br></p><p data-start="564" data-end="592">一つひとつは違う問題ですが、根本は同じだと思っています。</p><p data-start="594" data-end="598">それは、</p><p data-start="600" data-end="628"><strong data-start="600" data-end="628">「人と人とのつながり」が弱くなってきていること。</strong></p><p data-start="630" data-end="633">です。</p><p data-start="640" data-end="661"><br></p><p data-start="640" data-end="661">だから私は、不動産という仕事を選びました。</p><p data-start="663" data-end="676">「家を売る仕事」ではなく、</p><p data-start="678" data-end="694"><strong data-start="678" data-end="694">「人と地域をつなぐ仕事」</strong></p><p data-start="696" data-end="706">だと思ったからです。</p><p data-start="696" data-end="706"><br></p><p data-start="708" data-end="724">相続で悩んでいる方のお話を聞く。</p><p data-start="726" data-end="739">空き家に新しい家族が住む。</p><p data-start="741" data-end="760">住み替えによって新しい暮らしが始まる。</p><p data-start="762" data-end="789">その一つひとつが、新しい地域のつながりを生み出します。</p><p data-start="796" data-end="830"><br></p><p data-start="796" data-end="830">そして今年、私が住む太秦の自治連合会では<strong data-start="811" data-end="822">サポーター制度</strong>が始まりました。</p><p data-start="832" data-end="868">地域活動に、新しい知恵や若い世代の力を取り入れようという新しい試みです。</p><p data-start="870" data-end="887"><br></p><p data-start="870" data-end="887">私もその一員として参加しています。</p><p data-start="870" data-end="887"><br></p><p data-start="889" data-end="899">ホームページの開設。</p><p data-start="901" data-end="911">公式LINEの導入。</p><p data-start="913" data-end="932">総合防災訓練を兼ねた、焚き火と炊き出しのイベント「太秦冬のぬくもり広場」。</p><p data-start="913" data-end="932"><br></p><p data-start="947" data-end="958">どれも目的は同じです。</p><p data-start="960" data-end="971">地域の人が顔を合わせ、</p><p data-start="973" data-end="978">話をして、</p><p data-start="980" data-end="995">つながるきっかけをつくること。</p><p data-start="1002" data-end="1028"><br></p><p data-start="1002" data-end="1028">私が木嶋神社奉賛会で活動を続けている理由も同じです。</p><p data-start="1030" data-end="1040"><br></p><p data-start="1030" data-end="1040">祭りは地域の伝統文化です。</p><p data-start="1042" data-end="1057">でも、それだけではありません。</p><p data-start="1059" data-end="1068"><br></p><p data-start="1059" data-end="1068">神輿を担ぐことで、</p><p data-start="1070" data-end="1083">世代を超えて人が知り合い、</p><p data-start="1085" data-end="1099">助け合える関係が生まれます。</p><p data-start="1101" data-end="1109">そのつながりは、</p><p data-start="1111" data-end="1122">地域の活力になります。</p><p data-start="1124" data-end="1142">そして、もし災害が起こったときには、</p><p data-start="1144" data-end="1172">お互いの顔を知っていることが、大きな安心につながります。</p><p data-start="1179" data-end="1210"><br></p><p data-start="1179" data-end="1210">私は、市役所を辞めたから地域づくりを始めたわけではありません。</p><p data-start="1212" data-end="1241">市役所時代から、ずっと同じ思いで地域と向き合ってきました。</p><p data-start="1243" data-end="1262">今は、不動産業という立場になりました。</p><p data-start="1264" data-end="1287">でも、目指していることは何も変わっていません。</p><p data-start="1289" data-end="1296">人がつながる。</p><p data-start="1298" data-end="1306">家が生かされる。</p><p data-start="1308" data-end="1317">地域が元気になる。</p><p data-start="1319" data-end="1337">その積み重ねが、未来の太秦をつくり、右京区をつくり、京都をつくるのです。</p><p data-start="1339" data-end="1351">私は、そう信じています。</p><h2 data-section-id="85dx7d" data-start="1358" data-end="1367"><br></h2><h2 data-section-id="85dx7d" data-start="1358" data-end="1367">【次回予告】</h2><h3 data-section-id="1ycj2en" data-start="1369" data-end="1376">第4話<strong data-start="1377" data-end="1403">「空き家に明かりが灯る、その瞬間のために。」</strong></h3><div><strong data-start="1377" data-end="1403"><br></strong></div><p data-start="1405" data-end="1416">空き家だった一軒の家。</p><p data-start="1418" data-end="1457">新しい家族が住み始めたある日、私は散歩の途中で子どもの笑い声を聞きました。</p><p data-start="1459" data-end="1493">その瞬間、「不動産とは何か」という答えが、私の中ではっきりしました。</p></div></div></div></div></div></div></section></div><div class="" data-turn-id-container="1e86f244-9821-4073-931a-24fba694b6eb" data-is-intersecting="true"><section class="text-token-text-primary w-full focus:outline-none has-data-writing-block:pointer-events-none [&:has([data-writing-block])>*]:pointer-events-auto R6Vx5W_threadScrollVars scroll-mb-[calc(var(--scroll-root-safe-area-inset-bottom,0px)+var(--thread-response-height))] scroll-mt-[calc(var(--header-height)+min(200px,max(70px,20svh)))]" dir="auto" data-turn-id="1e86f244-9821-4073-931a-24fba694b6eb" data-turn-id-container="1e86f244-9821-4073-931a-24fba694b6eb" data-testid="conversation-turn-78" data-turn="assistant"><div class="text-base my-auto mx-auto pb-10 [--thread-content-margin:var(--thread-content-margin-xs,calc(var(--spacing)*4))] @w-sm/main:[--thread-content-margin:var(--thread-content-margin-sm,calc(var(--spacing)*6))] @w-lg/main:[--thread-content-margin:var(--thread-content-margin-lg,calc(var(--spacing)*16))] px-(--thread-content-margin)"><div data-conversation-screenshot-content="" class="[--thread-content-max-width:40rem] @w-lg/main:[--thread-content-max-width:48rem] mx-auto max-w-(--thread-content-max-width) flex-1 group/turn-messages focus-visible:outline-hidden relative flex w-full min-w-0 flex-col agent-turn"><div class="flex max-w-full flex-col gap-4 grow"><div class="flex flex-col"><div class="pb-2"><div class="group/imagegen-image relative w-full overflow-hidden max-w-[30rem] rounded-[36px]" id="image-57752f38-1c37-45e0-b8f8-307ac2045e55"><div class="pointer-events-none absolute z-2 overflow-hidden rounded-b-[inherit] end-0 bottom-0 w-full"><div class="absolute inset-0 flex opacity-100 pointer-events-auto p-3 items-end justify-end"><div class="flex w-full items-center justify-between"><div class="flex gap-2" data-testid="image-gen-overlay-right-actions"><button type="button" aria-pressed="false" class="pointer-events-auto z-11 flex items-center justify-center text-sm font-medium text-white group h-10 w-10" aria-label="この画像を共有する"><span class="flex h-9 w-9 items-center justify-center rounded-full bg-black/15 backdrop-blur-md group-hover:bg-black/30 group-focus:bg-black/30"><svg xmlns="http://www.w3.org/2000/svg" width="20" height="20" aria-hidden="true" class="icon fill-current"><use href="/cdn/assets/sprites-core-16f983c9.svg#630ca2" fill="currentColor"></use></svg></span></button></div></div></div></div></div></div></div></div></div></div></section></div></div>]]></description>
            <pubDate>2026-06-21</pubDate>
        </item>
                
        <item>
            <title>創業ストーリー＜第2話＞ 私の仕事の原点は、弟のプラレールでした。</title>
            <link>https://www.nakase-baikyaku.com/blog/entry-813396/</link>
            <description><![CDATA[<p data-start="99" data-end="126" class="PDq2pG_selectionAnchorContainer">「中瀬さんは、昔から不動産屋になりたかったのですか？」<span aria-hidden="true" class="PDq2pG_selectionAnchor"></span></p>
<p data-start="128" data-end="142">そう聞かれることがあります。</p>
<p data-start="144" data-end="158">でも、答えは「いいえ」です。</p><p data-start="144" data-end="158"><br></p>
<p data-start="160" data-end="192">振り返ると、私の仕事の原点は、不動産でも、市役所でもありません。</p>
<p data-start="194" data-end="219">もっと幼い頃の、弟とのプラレール遊びにありました。</p>
<p data-start="226" data-end="252"><br></p><p data-start="226" data-end="252">弟は、夢中になってプラレールのレールを組み立てます。</p>
<p data-start="254" data-end="268">でも、完成した線路を見ると、</p>
<p data-start="270" data-end="285">一部しか電車が走れなかったり、</p>
<p data-start="287" data-end="303">途中で行き止まりになっていたり、</p>
<p data-start="305" data-end="336">同じところをぐるぐる回るだけだったりすることがよくありました。</p><p data-start="305" data-end="336"><br></p>
<p data-start="338" data-end="361">そのタイミングをみて、私はその線路の改修工事を始めるのです。</p>
<p data-start="363" data-end="380">「ここを一本つなげれば全部のレールを走るようになる。」</p>
<p data-start="382" data-end="405">「ここを立体交差にしたら、もっと面白くなる。」</p>
<p data-start="407" data-end="434">そんなことを考えながら、レールを組み替えていくのです。</p><p data-start="407" data-end="434"><br></p>
<p data-start="436" data-end="457">完成すると、電車は気持ちよく走り始めます。</p>
<p data-start="459" data-end="478">弟が嬉しそうに遊びます。</p>
<p data-start="480" data-end="497">その瞬間が、私はとても好きでした。</p>
<p data-start="504" data-end="514"><br></p><p data-start="504" data-end="514">今になって思います。</p>
<p data-start="516" data-end="526">私は子どもの頃から、</p>
<p data-start="528" data-end="548"><strong data-start="528" data-end="548">「整っていないものを整えること」</strong></p>
<p data-start="550" data-end="560">が好きだったのです。</p><p data-start="550" data-end="560"><br></p>
<p data-start="562" data-end="577">流れを止めている原因を見つけ、</p>
<p data-start="579" data-end="587">少し工夫をして、</p>
<p data-start="589" data-end="601">みんなが喜ぶ形に変える。</p>
<p data-start="603" data-end="623">そのことに、大きな喜びを感じていました。</p>
<p data-start="630" data-end="656"><br></p><p data-start="630" data-end="656">市役所では33年間、地域の課題と向き合ってきました。</p>
<p data-start="658" data-end="680">そして今は、不動産業という仕事をしています。</p>
<p data-start="682" data-end="709">一見すると、まったく違う仕事に思われるかもしれません。</p>
<p data-start="711" data-end="733">でも、私の中では一本の線でつながっています。</p><p data-start="711" data-end="733"><br></p>
<p data-start="735" data-end="753">・相続で悩んでいる方のお話を聞くこと。</p>
<p data-start="755" data-end="779">・空き家を新しい住まいとして生まれ変わらせること。</p>
<p data-start="781" data-end="803">・住み替えという人生の節目をお手伝いすること。</p>
<p data-start="805" data-end="823">・地域に新しい人の流れを生み出すこと。</p>
<p data-start="825" data-end="836"><br></p><p data-start="825" data-end="836">私にとって不動産とは、</p>
<p data-start="838" data-end="856"><strong data-start="838" data-end="856">「人・家・地域を整える仕事」</strong></p>
<p data-start="858" data-end="863">なのです。</p>
<p data-start="870" data-end="900"><br></p><p data-start="870" data-end="900">私は、不動産を売ることだけを仕事にしたいとは思っていません。</p>
<p data-start="902" data-end="920">お客様が抱えている悩みを一緒に考え、</p>
<p data-start="922" data-end="935">止まっている流れを動かし、</p>
<p data-start="937" data-end="948">笑顔になっていただく。</p>
<p data-start="950" data-end="974">そして、その先に地域が少しずつ元気になっていく。</p>
<p data-start="976" data-end="1000">そんな仕事を、生涯続けていきたいと思っています。</p>
<p data-start="1007" data-end="1013"><br></p><p data-start="1007" data-end="1013">子どもの頃に弟のプラレールを組み替えていた私も、</p>
<p data-start="1041" data-end="1063">今、お客様や地域の課題と向き合っている私も、</p>
<p data-start="1065" data-end="1082">やっていることは変わっていません。</p><p data-start="1065" data-end="1082"><br></p>
<p data-start="1084" data-end="1094">行き止まりをつなぎ、</p>
<p data-start="1096" data-end="1103">流れを良くし、</p>
<p data-start="1105" data-end="1122">みんなが笑顔になるお手伝いをする。</p>
<p data-start="1124" data-end="1135">それが、私の原点です。</p>
<p data-start="1137" data-end="1146">だから今日も私は、</p>
<p data-start="1148" data-end="1171"><strong data-start="1148" data-end="1171">人をつなぎ、家をつなぎ、地域をつなぐ。</strong></p>
<p data-start="1173" data-end="1186">そんな仕事を続けています。</p>
<p data-start="1193" data-end="1203"><strong data-start="1193" data-end="1203"><br></strong></p><p data-start="1193" data-end="1203"><strong data-start="1193" data-end="1203">【次回予告】</strong></p>
<p data-start="1205" data-end="1239"><strong data-start="1205" data-end="1239">第3話「行政から民間へ。私が実践するフィールドを選んだ理由」</strong></p>
<p data-start="1241" data-end="1341">市政協力委員制度の見直しや、有害鳥獣被害対策など、市役所で感じた「もっと地域のためにできることがある」という思い。行政で培った経験を胸に、なぜ私は民間という新しいフィールドを選んだのかをお話しします。</p>]]></description>
            <pubDate>2026-06-20</pubDate>
        </item>
                
        <item>
            <title>創業ストーリー＜第1話＞ なぜ33年間勤めた市役所を辞め、不動産業を始めたのか</title>
            <link>https://www.nakase-baikyaku.com/blog/entry-813395/</link>
            <description><![CDATA[<h1>「中瀬さん、どうして市役所を辞めたんですか？」</h1><p>不動産業を始めてから、本当によく聞かれる質問です。</p><p><br></p><p>退職することを伝えたとき、多くいただいた言葉は、</p><p>「もったいない」「我慢してやっといたらええのに」</p><p>でした。比較的、高齢の方からの反応です。</p><p><br></p><p>確かに、33年間勤めた市役所を辞めることに驚かれるのは、当然だったと思います。</p><p><br></p><p>一方で、若い職員からは、</p><p>「かっこいいですね。」</p><p>と言っていただいたこともありました。嬉しかったです。</p><p><br></p><p>私は、市役所が嫌で辞めたわけではありません。</p><p>地域の皆さんと向き合い、多くのことを学び、多くの仲間と出会い切磋琢磨し、本当にやりがいのある仕事でした。</p><p>今でも、その33年間は私にとって大切な財産です。</p><p><br></p><p>それでも、50代後半になり、この先の人生を考えたとき、一つの思いが大きくなっていきました。</p><p><strong>「人生をもう一度、自分の意志で挑戦してみたい。」</strong></p><p><br></p><p>体力、気力は少しずつ変わっていきます。やるなら今だ。</p><p>残りの人生は、自分が本当にやりたい仕事を、価値観の合う人たちと、定年を気にすることなく続けていきたい。</p><p>そんな思いが強くなりました。</p><p><br></p><p>転機になったのは、令和6年の宅地建物取引士試験です。</p><p>ゴールデンウィーク前、市販のテキストを買い、「とりあえずやってみよう」と勉強を始めました。</p><p>すると、不思議なことに毎日2時間以上の勉強が10月の試験まで続いたのです。</p><p><br></p><p>「もし合格したら、新しい人生が始まるかもしれない。」</p><p>そんな未来を想像すると、自然とワクワクして、机に向かうことができました。</p><p><br></p><p>合格すると、「まだ自分は新しい挑戦ができるんだ！」と前に進む勇気をもらいました。</p><p><br></p><p>市役所時代、私は地域の課題を少しでも良くしたいという思いで仕事をしてきました。</p><p>特に、地域に大きな負担がかかっている「市政協力委員制度」の見直しや、近年深刻になっているクマをはじめとする「有害鳥獣被害対策」などについては、全区役所の担当者が集まる会議の場で、現場の状況を訴え、改善を提案してきました。</p><p><br></p><p>しかし、行政には公平性や合意形成を大切にするという大切な役割があります。</p><p>だからこそ、一つの制度を変えるには時間がかかります。</p><p>そのもどかしさを感じることもありました。</p><p><br></p><p>一方で、小さな会社組織では、自分が必要だと思ったことを、自分の責任で実践できる自由があります。</p><p>私は、制度を考えるだけではなく、実際に行動し、形にする人生を選びたいと思いました。</p><p>そして、不動産業という新しいフィールドへ飛び込みました。</p><p><br></p><p>この仕事を選んだ理由は、「家を売りたかった」からではありません。</p><p>人の悩みを解決したい。</p><p>空き家を生かしたい。</p><p>地域をもっと元気にしたい。</p><p><br></p><p>そんな思いを、より実践できる仕事だと思ったからです。</p><p>これからも、仕事の大小にかかわらず、不動産業を通じて、人のお役に立ち、地域をより良くする挑戦を続けていきたいと思っています。</p><p><br></p><p>それが、33年間勤めた市役所を退職し、株式会社なかせ不動産を創業した理由です。</p><p><br></p><p>次回は、私の仕事の原点とも言える、子どもの頃の「プラレール」の思い出についてお話ししたいと思います。</p>]]></description>
            <pubDate>2026-06-19</pubDate>
        </item>
                
        <item>
            <title>北陸新幹線「桂川ルート」。右京区・太秦に暮らす一人として思うこと</title>
            <link>https://www.nakase-baikyaku.com/blog/entry-819505/</link>
            <description><![CDATA[<h1>北陸新幹線敦賀・新大阪間の延伸計画について、「小浜・京都ルート」のうち<strong>桂川ルート</strong>が採用される方向となりました。</h1><p class="isSelectedEnd">国家的なプロジェクトであり、日本全体の交通ネットワークの充実につながる計画であることは理解しています。</p><p class="isSelectedEnd">しかし、右京区太秦に暮らす一人としては、大きな期待よりも、地域への影響についての不安が強いというのが率直な思いです。</p><p class="isSelectedEnd"><br></p><p class="isSelectedEnd">私が特に気になっているのは、右京区の地下深くに長距離のトンネルが建設される可能性があることです。</p><p class="isSelectedEnd">鉄道・運輸機構（JRTT）が公表している概略ルート図を見ると、宇多野付近から帷子ノ辻駅周辺を通るようにも読み取れます。</p><p class="isSelectedEnd"><span style="font-size: 13.12px;">https://www.jrtt.go.jp/project/tsuruhaninformationsession-kyoto.html</span></p><div style="text-align:leftsmall;word-break: break-all;"><p class="clearfix"><img src="//cdn.img-asp.jp/cms/819505_1_0_0_1.jpg" style="max-width: 100%;float:left;height:auto;width:450px;" alt=""></p></div><br><div style="text-align:leftmedium;word-break: break-all;"><p class="clearfix"><br></p></div><p class="isSelectedEnd">もちろん、これはあくまで概略図であり、正式なルートやトンネルの深さは今後の調査・設計によって決定されます。</p><p class="isSelectedEnd"><br></p><p class="isSelectedEnd">しかし、もしこの地域の地下を通るのであれば、住民として知りたいことが数多くあります。</p><p class="isSelectedEnd"><br></p><h2 style="font-size:20px;line-height:1.3;border-left:5px solid #ccc;padding: 3px 10px;">シールド工法は本当に安全なのか</h2><h2><div></div><br></h2><p class="isSelectedEnd">現在のシールド工法は、高い技術力によって施工され、安全対策も年々強化されています。</p><p class="isSelectedEnd">一方で、東京・調布市ではトンネル工事に伴う陥没事故が発生したこともあり、「絶対に事故は起こらない」と断言できるものではありません。</p><p class="isSelectedEnd">右京区や太秦には、長年住み続けてこられた住宅や、歴史ある神社仏閣、文化財が数多く存在します。</p><p class="isSelectedEnd"><br></p><p class="isSelectedEnd">だからこそ、</p><ul data-spread="false"><li>・地盤沈下は起きないのか</li><li>・地下水への影響はないのか</li><li>・万一の際の補償はどうなるのか</li></ul><p class="isSelectedEnd">について、十分な調査と丁寧な説明が必要だと考えています。</p><p class="isSelectedEnd"><br></p><h2 style="font-size:20px;line-height:1.3;border-left:5px solid #ccc;padding: 3px 10px;">工事後の振動は大丈夫なのか</h2><h2><div></div><br></h2><p class="isSelectedEnd">地下深い場所を走る新幹線は、地上への振動は小さいとされています。</p><p class="isSelectedEnd"><br></p><p class="isSelectedEnd">しかし、「小さい」と「全くない」は違います。</p><p class="isSelectedEnd">毎日暮らしていく住民にとっては、</p><p class="isSelectedEnd">・「家が揺れないだろうか。」</p><p class="isSelectedEnd">・「古い住宅に影響はないだろうか。」</p><p class="isSelectedEnd">という不安は決して小さくありません。</p><p class="isSelectedEnd"><br></p><p class="isSelectedEnd">工事中だけでなく、開業後の長期的な影響についても、科学的なデータに基づいて説明していただきたいと思います。</p><p class="isSelectedEnd"><br></p><h2 style="font-size:20px;line-height:1.3;border-left:5px solid #ccc;padding: 3px 10px;">宇多野の立坑と大量の残土搬出</h2><h2><div></div><br></h2><p class="isSelectedEnd">もう一つ心配しているのが、宇多野付近に計画されている立坑です。</p><p class="isSelectedEnd">ここからシールドマシンによる掘削が行われれば、膨大な量の残土が発生します。</p><p class="isSelectedEnd">その残土は大型ダンプによって国道162号から新丸太町通方面へ運び出される計画とされています。</p><p class="isSelectedEnd">もし工事が長期間続けば、</p><ul data-spread="false"><li>・通学路の安全</li><li>・渋滞</li><li>・騒音</li><li>・振動</li><li>・排気ガス</li></ul><p class="isSelectedEnd">など、地域住民の生活への影響は決して小さくありません。</p><p class="isSelectedEnd"><br></p><p class="isSelectedEnd">さらに気になるのは、<strong>発生した残土の最終受け入れ先がまだ明確になっていない</strong>ことです。</p><p class="isSelectedEnd">どこへ運び、どのように処理するのか。</p><p class="isSelectedEnd">その計画まで含めて住民に示されて初めて、安心につながるのではないでしょうか。</p><p class="isSelectedEnd"><br></p><h2 style="font-size:20px;line-height:1.3;border-left:5px solid #ccc;padding: 3px 10px;">太秦は歴史と文化のまち</h2><h2><div></div><br></h2><p class="isSelectedEnd">太秦には広隆寺や木嶋神社をはじめ、多くの歴史・文化資産があります。</p><p class="isSelectedEnd">また、古くからの住宅地が広がり、多くの方が長年この地域で暮らしています。</p><p class="isSelectedEnd">だからこそ、この地域で工事を行うのであれば、</p><ul data-spread="false"><li>・正確なルート</li><li>・トンネルの深さ</li><li>・工事期間</li><li>・ダンプの運行台数や時間帯</li><li>・地盤・地下水への影響</li><li>・家屋への影響</li><li>・補償制度</li></ul><p class="isSelectedEnd">などを、住民が理解し納得できるまで説明していただきたいと思います。</p><p class="isSelectedEnd"><br></p><h2 style="font-size:20px;line-height:1.3;border-left:5px solid #ccc;padding: 3px 10px;">地域の未来のために</h2><h2><div></div><br></h2><p class="isSelectedEnd">私は、新幹線の整備そのものを否定したいわけではありません。</p><p class="isSelectedEnd">しかし、国家的なプロジェクトだからこそ、地域住民の不安や疑問に真正面から向き合い、情報を十分に公開し、対話を重ねながら進めていただきたいと願っています。</p><p class="isSelectedEnd"><br></p><p class="isSelectedEnd">右京区や太秦は、単なる通過地点ではありません。</p><p class="isSelectedEnd">多くの人が暮らし、子どもたちが育ち、歴史と文化が受け継がれてきた大切なまちです。</p><p class="isSelectedEnd">だからこそ、この計画が地域の理解と信頼を得ながら進められることを心から願っています。</p><p>私自身も、今後公表される資料や説明会の内容を確認しながら、この問題について関心を持ち続け、地域の皆さんと一緒に考えていきたいと思います。</p>]]></description>
            <pubDate>2026-07-16</pubDate>
        </item>
                
        <item>
            <title>京丹波町の不動産を役所調査｜道路・建築・上下水道・登記を自分の足で確認</title>
            <link>https://www.nakase-baikyaku.com/blog/entry-834624/</link>
            <description><![CDATA[<p><span style="font-size: 13.12px;">先日、専任媒介契約をいただいた京丹波町の物件。</span></p><p>今日は、物件について詳しく調べるため、役所調査に回ってきました。</p><p><br></p><div><h2 style="font-size:20px;line-height:1.3;border-left:5px solid #ccc;padding: 3px 10px;">まずは、京丹波町役場へ。</h2></div><div style="text-align:leftsmall;word-break: break-all;"><p class="clearfix"><img src="//cdn.img-asp.jp/cms/834624_2_0_0_1.jpg" style="max-width: 100%;float:left;height:auto;width:450px;" alt=""></p></div><p><br></p><p>■ 土木建築課<br>・都市計画区域内か区域外か<br>・前面道路が町道かどうか<br>・町道の路線名、道路幅員</p><p><br></p><p>■ 上下水道課<br>・上下水道台帳の写しを取得<br>・配管の位置、口径<br>・水道料金の滞納の有無</p><p>どの担当者の方もとても親切で、こちらの質問にも丁寧に教えていただきました。</p><p>それにしても、新しい京丹波町役場がとても印象的でした。</p><p>庁舎内にはBGMが流れ、木材がふんだんに使われています。</p><p>廊下も広く、ゆったりとした空気が流れていました。</p><div style="text-align:leftsmall;word-break: break-all;"><p class="clearfix"><img src="//cdn.img-asp.jp/cms/834624_3_0_0_1.jpg" style="max-width: 100%;float:left;height:auto;width:450px;" alt=""></p></div><p><br></p><p>喫茶スペースもある図書館のような交流ラウンジには、自習用のデスクがたくさん。</p><p>実際に学習されている方もたくさんいらっしゃって少し驚きました。</p><p><br></p><div><h2 style="font-size:20px;line-height:1.3;border-left:5px solid #ccc;padding: 3px 10px;">その後、京都府南丹土木事務所の建築住宅課へ。</h2></div><p><br></p><p>・建築当時、建築確認が必要だった建物か<br>・建築確認に関する資料が残っているか<br>・前面道路が建築基準法上の道路に該当するか</p><p>などを確認しました。</p><p><br></p><p>そして、お昼。</p><p>南丹土木事務所が入っている京都府園部総合庁舎の食堂で、日替わり定食750円をいただきました。</p><p>写真を撮り忘れたのが残念ですが（笑）、プリンのデザートまで付いて、ご飯とお味噌汁はセルフサービス。</p><p>窓からの景色もよく、大満足のお昼ご飯でした。</p><p><br></p><div><h2 style="font-size:20px;line-height:1.3;border-left:5px solid #ccc;padding: 3px 10px;">最後は京都地方法務局園部支局へ。</h2></div><p><br></p><p>建物の閉鎖登記簿を取得し、新築年月日を確認。</p><p>これで今日の調査はひと通り終了です。</p><p><br></p><p>不動産の役所調査というと、道路、建築、上下水道、登記……と、どうしても堅い仕事になります。</p><p>でも実際に町へ出向いてみると、役所の方と話したり、庁舎の雰囲気を感じたり、食堂でご飯を食べたり。</p><p>物件を調べながら、その町のことも少しずつ知っていきます。</p><p>ネットで調べるだけでは分からないことが、現地にはたくさんあります。</p><p><br></p><p>こうして自分の足で調べたことを、売主様にも買主様にもきちんとお伝えする。</p><p>専任媒介をいただいた物件だからこそ、一つひとつ丁寧に調査して、安心できる取引につなげていきたいと思います。</p>]]></description>
            <pubDate>2026-08-12</pubDate>
        </item>
                
        <item>
            <title>能登への派遣で感じた「自治会は必要か」という問い</title>
            <link>https://www.nakase-baikyaku.com/blog/entry-834408/</link>
            <description><![CDATA[<h1>私は、2024年3月6日から11日まで、能登半島地震の被災地支援のため、七尾市へ派遣されました。</h1><p>現地では、罹災証明書の発行業務と避難所運営の補助を担当しました。</p><div style="text-align:leftsmall;word-break: break-all;"><p class="clearfix"><img src="//cdn.img-asp.jp/cms/834408_2_0_0_1.jpg" style="max-width: 100%;float:left;height:auto;width:450px;" alt=""></p></div><div style="text-align:leftoriginal;word-break: break-all;"><p class="clearfix"><br></p></div><p><br></p><p>熊本地震の被災地には、全国の自治体から多くの職員が集まり、避難所運営や罹災証明書の発行業務などを担っている――。</p><p><br></p><p>そんな記事を読み、私自身が能登へ派遣されたときの記憶が、昨日のことのように蘇ってきました。</p><p><br></p><h2 style="font-size:20px;line-height:1.3;border-left:5px solid #ccc;padding: 3px 10px;">七尾市を担当した自治体職員たち</h2><h2><div></div><br></h2><p>災害派遣では、全国から多くの自治体職員が集まりますが、みんなが一か所で仕事をしているわけではありません。</p><p><br></p><p>私たち京都市職員は、関西広域連合の采配によって「七尾市を担当する」ことになりましたが、京都府内の市町村や名古屋市も七尾市であり、罹災証明書の発行業務では、同じ執務室で作業を行いました。</p><p><br></p><p>名古屋市の職員に「京都市から来ました」と話すと、その方が立命館大学の卒業生だったことが分かり、休憩時間には京都の好きなラーメン屋さんの話などで和やかな雰囲気で仕事ができました。</p><p><br></p><p>輪島市など、別の地域へ派遣された職員と会ったのは、お風呂に入らせてもらうために利用した船で寝泊まりしたときでした。</p><p>被災地では、お風呂に入ることさえ当たり前ではありませんでした。</p><p>最初の頃に派遣された自治体職員は、断水のため、お風呂にも入れなかったと聞きました。</p><p><br></p><h2 style="font-size:20px;line-height:1.3;border-left:5px solid #ccc;padding: 3px 10px;">1週間ごとに交代する派遣職員</h2><h2><div></div><br></h2><p>派遣職員は、おおむね1週間ごとに交代します。</p><p>私たちが現地に入ったときには、それまで避難所運営に携わった職員たちが経験したことや、注意すべきことが、引継書に残されていました。</p><p><br></p><p>どのような問題が起きたのか。</p><p>どう対応したのか。</p><p>避難されている方には、どのような事情があるのか。</p><p><br></p><p>短期間で職員が交代するからこそ、先に入った職員の経験を次の職員へ確実につないでいくことが重要です。</p><p>そうして避難所運営のノウハウが積み重ねられていました。</p><h2><br></h2><h2 style="font-size:20px;line-height:1.3;border-left:5px solid #ccc;padding: 3px 10px;">罹災証明書は、発行すれば終わりではない</h2><h2><div></div><br></h2><p>罹災証明書の発行業務も、完成した証明書を申請者へ送れば終わり、という単純なものではありません。</p><p>申請書には、</p><p>「この住所には送付しないでください」という付箋が貼られているものがたくさんありました。</p><p><br></p><p>自宅が被災し、親戚や知人宅に身を寄せている方。</p><p>金沢市など遠方へ避難している方。</p><p>あるいは、七尾市の担当職員のところまで直接取りに来られる方。</p><p><br></p><p>一人ひとり事情が違います。</p><p><br></p><p>完成した罹災証明書を、申請者の住所へ一斉に郵送すればよいものではありませんでした。</p><p>被災地では、平常時とは違う細やかな対応が求められます。</p><h2><br></h2><h2 style="font-size:20px;line-height:1.3;border-left:5px solid #ccc;padding: 3px 10px;">トイレの水が流れない</h2><h2><div></div><br></h2><p>避難所運営の補助も担当しました。</p><p><br></p><p>断水しているため、トイレの水は流れません。</p><p>凝固剤を使い、自分が用を足した袋を便器から取り出して処分し、次の人のために新しい袋をかけておきます。</p><p>地震直後には、庭に穴を掘って用を足していた時期もあったと聞きました。</p><p><br></p><div><h2 style="font-size:20px;line-height:1.3;border-left:5px solid #ccc;padding: 3px 10px;">蛇口をひねれば水が出る。</h2></div><p><br></p><p>トイレのレバーを回せば水が流れる。</p><p><br></p><p>普段は当たり前だと思っている生活が、災害によって一瞬で失われます。</p><p>被災地で過ごして初めて、「水」が私たちの生活のあらゆる部分を支えていることを実感しました。</p><p><br></p><h2 style="font-size:20px;line-height:1.3;border-left:5px solid #ccc;padding: 3px 10px;">和倉小学校の体育館</h2><h2><div></div><br></h2><p>和倉小学校では、体育館が避難者の簡易テントで埋め尽くされていました。</p><p>そのため、卒業式は体育館で行うことができず、教室で行われました。</p><p><br></p><p>そして次は入学式です。</p><p>学校側には、</p><p>「入学式は体育館でさせてほしい」</p><p>という思いがあります。</p><p>しかし、体育館には、まだ避難生活を続けている方々がおられます。</p><p>七尾市の担当職員は、学校関係者と避難所利用者との板挟みになっていました。</p><p>しかも、その調整を担当していたのは、普段は福祉関係の仕事をしている職員でした。</p><p><br></p><p>災害が起これば、行政職員も普段とはまったく違う仕事を担わなければなりません。</p><p><br></p><div><h2 style="font-size:20px;line-height:1.3;border-left:5px solid #ccc;padding: 3px 10px;">「地域のまとめ役」の大切さ</h2></div><p><br></p><p>避難所で過ごしながら、私が強く感じたことがあります。</p><p>それは、地域の方々をまとめる人の存在です。</p><p><br></p><p>私が見た限りでは、体育館で避難生活をしている方々の意見をまとめ、行政との間に立つ「地域のまとめ役」の姿が、なかなか見えてきませんでした。</p><p>炊き出しをされていた中華料理店などの店主さんの姿はありました。</p><p>しかし、</p><p>「体育館をいつまで避難所として使うのか」</p><p>「入学式までにどうするのか」</p><p>「避難している方々は、これからどうするのか」</p><p>といった具体的な話を行政と詰めていくには、避難者の意見をある程度まとめる人が必要です。</p><p><br></p><p>行政だけで決めることはできません。</p><p><br></p><p>一方で、行政職員が避難者全員と個別に話し合って結論を出すことも現実的ではありません。</p><p>地域の中に、みんなの顔を知り、事情を知り、意見をまとめられる人がいる。</p><p><br></p><p>これは災害時に、とても大きな力になると感じました。</p><p><br></p><h2 style="font-size:20px;line-height:1.3;border-left:5px solid #ccc;padding: 3px 10px;">「自治会は必要か」</h2><h2><div></div><br></h2><p>最近、</p><p>「自治会は本当に必要なのか」という話をよく耳にします。</p><p><br></p><p>地蔵盆。</p><p>地域のイベント。</p><p>役員。</p><p>会議。</p><p><br></p><p>確かに大変です。</p><p>面倒だと思うこともあるでしょう。</p><p>しかし、能登への派遣を経験した私は、<strong>自治会は必要だ</strong>と考えています。</p><p>なぜなら、その「面倒なこと」を普段から地域のみんなで一緒にやることに意味があるからです。</p><p><br></p><p>地蔵盆の準備をする。</p><p>テントを立てる。</p><p>机を運ぶ。</p><p>お祭りの段取りをする。</p><p>地域の掃除をする。</p><p>そんなことを一緒にやっているうちに、顔と名前が一致してきます。</p><p>「あの人は○○さん」</p><p>「あのお宅には高齢の方がおられる」</p><p>「あの人は電気関係に詳しい」</p><p>「あの人なら軽トラックを出してくれる」</p><p>そうやって、地域の中で「誰がどんな人なのか」「誰が何をできるのか」が自然と分かってきます。</p><p>私は、それが災害時の**「地域の瞬発力」**につながるのだと思っています。</p><p>普段から一緒に何かをしているから、いざというとき、</p><p>「ちょっと手伝って」</p><p>「分かった」</p><p>で動ける。</p><p>この力は、名簿やマニュアルだけではつくれないと思います。</p><p><br></p><h2 style="font-size:20px;line-height:1.3;border-left:5px solid #ccc;padding: 3px 10px;">高齢者ほど、地域の中に入っておく</h2><h2><div></div><br></h2><p>これから単身の高齢者世帯は、ますます増えていきます。</p><p>私は、高齢になればなるほど自治会など地域の中に入り、自分のことを周囲の人に知っておいてもらうことが大切だと思っています。</p><p>「一人暮らしの○○さん、今日は姿を見ていないな」</p><p>「あのお宅には足の悪い方がおられる」</p><p>「水を運ぶのは難しいだろう」</p><p>そうやって気にかけてもらえる関係は、災害が起きてから急につくれるものではありません。</p><p><br></p><p>だから元気なうちは、自分のできることを進んで地域のために引き受けるくらいで、ちょうどいいのではないでしょうか。</p><p>もちろん、できないことまで無理に頼んでくる自治会では困ります。</p><p>それぞれが、できる範囲で地域に関わる。</p><p>そんな自治会であればいいと思います。</p><p><br></p><h2 style="font-size:20px;line-height:1.3;border-left:5px solid #ccc;padding: 3px 10px;">水がなければ、自宅に帰れない</h2><h2><div></div><br></h2><p>和倉地区は、断水の解消が特に遅かった地域でした。</p><p>そのため、自宅そのものには戻ることができても、生活用水が確保できないことで、なかなか避難所から自宅へ帰れない高齢者がおられました。</p><p>この経験から強く感じたのが、</p><p><strong>生活用水の確保は、自宅へ帰れるかどうかを左右する</strong></p><p>ということです。</p><p>飲み水だけではありません。</p><p>トイレを流す。</p><p>手を洗う。</p><p>洗濯をする。</p><p>掃除をする。</p><p>身体を清潔に保つ。</p><p>生活には、想像以上に多くの水が必要です。</p><p>これから高齢者が増えていく中で、給水車まで水を汲みに行くことを前提にした防災では、難しくなってくると思います。</p><p><br></p><h2 style="font-size:20px;line-height:1.3;border-left:5px solid #ccc;padding: 3px 10px;">太秦にある井戸を、一度調べてみてはどうか</h2><h2><div></div><br></h2><p>だから私は、地域にある井戸を、平常時のうちに一度きちんと調べておく必要があると思っています。</p><p>幸い、太秦にはまだ農地がたくさん残っています。</p><p>農業用の井戸が、今も使われているところがあるかもしれません。</p><p>料理屋さん。</p><p>漬物屋さん。</p><p>豆腐屋さん。</p><p>こうした水と関わりの深い商売をされているところにも、現在も稼働している井戸が残っているかもしれません。</p><p>もちろん、個人のお宅にも昔から使われてきた井戸が残っている可能性があります。</p><p><br></p><p>まずは、</p><p><strong>「太秦には、今も使える井戸がどこに、いくつあるのか」</strong></p><p>地域のみんなで調べてみる。</p><p>そこから始めてもいいのではないでしょうか。</p><p>もちろん、井戸があるからといって、その水をすぐに飲料水として使えるわけではありません。</p><p>しかし、災害時にトイレや清掃などの生活用水として利用できる井戸が地域のどこにあるのか。</p><p>所有者の協力を得られるのか。</p><p>停電しても水を汲み上げられるのか。</p><p>そうしたことを平常時に調べておくだけでも、災害時には大きな違いが出ると思います。</p><p><br></p><h2 style="font-size:20px;line-height:1.3;border-left:5px solid #ccc;padding: 3px 10px;">避難所の鍵は誰が持っているのか</h2><h2><div></div><br></h2><p>もう一つ、平常時に確認しておかなければならないのが、避難所となる学校の鍵です。</p><p>京都市では、自主防災会の役員など地域の関係者が学校施設の鍵を保管していると思います。</p><p>しかし、大切なのは、</p><p><strong>「誰が鍵を持っているのか」</strong></p><p>を最低限のメンバーで共有しておくことです。</p><p>さらに、鍵を持っている人自身が被災した場合でも、別の人が開けられる体制にしておかなければなりません。</p><p>実際、能登では地震発生時に小学校へ避難してきた観光客がおられ、PTAが校長先生に連絡を取り、窓ガラスを割って体育館へ入ったと聞きました。</p><p>割れた窓から入ってくる風は寒かったそうです。</p><p>寝具は和倉温泉から提供されました。</p><p>炊き出しのための食材も集まったそうです。</p><p>しかし、物資があるだけでは避難所は動きません。</p><p><br></p><p>誰が鍵を開けるのか。</p><p>誰が炊き出しをするのか。</p><p>誰が避難者をまとめるのか。</p><p>誰が行政と話をするのか。</p><p>想定外のことが起きたとき、誰が判断して動くのか。</p><p><br></p><p>そこには、やはり「人と人とのつながり」が必要です。</p><p><br></p><h2 style="font-size:20px;line-height:1.3;border-left:5px solid #ccc;padding: 3px 10px;">防災とは、地域で顔を知っておくこと</h2><h2><div></div><br></h2><p>防災というと、防災倉庫や非常食、発電機など「物」の備えを考えがちです。</p><p>もちろん、それらも必要です。</p><p>しかし、能登への派遣を経験して私が感じたのは、それだけでは足りないということでした。</p><p>水がある。</p><p>食材がある。</p><p>体育館がある。</p><p>毛布がある。</p><p>それでも、それらを動かす「人」と、人をつなぐ「関係」がなければ、十分に機能しません。</p><p><br></p><p>普段から地域の行事に参加する。</p><p>顔を合わせる。</p><p>名前を覚える。</p><p>そして、ときには面倒なことも一緒にやる。</p><p>その積み重ねが、いざというときの「地域の瞬発力」になる。</p><p>だから私は、</p><p><strong>「自治会は必要か」と聞かれれば、「必要だ」と答えます。</strong></p><p>自治会は、地蔵盆やイベントをするためだけにあるのではありません。</p><p>普段から地域の人がお互いを知り、</p><p><strong>「いざというときに、一緒に動ける関係をつくっておく場所」</strong></p><p>でもあるのだと思います。</p><p>そして、その関係がある今のうちに、</p><p><strong>「地域のどこに井戸があるのか」</strong></p><p>そんなことをみんなで調べておくことも、立派な地域防災ではないでしょうか。</p>]]></description>
            <pubDate>2026-08-11</pubDate>
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